Software Product Description ================================================================================ 日本語VIDA/DB2 Version 1.0 ソフトウェア仕様書 SPD 26.F7.00 仕様書の包含する範囲 この文書は,日本語VIDA/DB2 のソフトウェア機能仕様を述べたも のです。 1 日本語VIDA/DB2 の概要 日本語VIDA/DB2 は,IBM メインフレーム・システムに常駐しているDB2 デー タベースに対するアクセスを可能にする相互接続製品です。日本語VIDA/DB2 は,Digital 標準リレーショナル・インターフェイス(DSRI)アーキテク チャの読込み専用サブセットを使って,VAX 上の適応業務(アプリケーショ ン)からDB2 データベースへ読込みアクセスを行うことができます。日本語 VIDA/DB2 の利用者は,組込みSQL またはデータ操作言語(DML)による適応 業務と同様に,VAX DATATRIEVE,VAX TEAMDATA,会話型SQL やRDO を含 むVAX Rdb/VMS ユーティリティ,およびVAX Data Distributor などの製 品を使ってIBM 常駐のDB2 データをアクセスできます。 日本語VIDA/DB2 はクライアント/サーバ・アーキテクチャを使って開発され ています。日本語VIDA/DB2 には2 つのコンポーネント製品があり,Digital のSNA 相互接続製品を使用します。日本語VIDA/DB2 クライアント(以降 は,VIDA クライアントと呼びます)は,DSRI の要求を処理するVAX 常駐の 製品です。VIDA クライアントは, DECnet/SNA VMS APPC/LU6.2 プログ ラミング・インターフェイスを使って,要求をDECnet/SNA ゲートウェイまた はVMS/SNA (以降は,ゲートウェイと呼びます)を介してIBM メインフレー ムに送ることができます。日本語VIDA/DB2 サーバ(以降は VIDAサーバと呼 びます)は,LU6.2 メッセージを受け入れ,要求をDB2 に発行するIBM常駐 の製品です。DB2 から得られるデータは,ゲートウェイからVIDA クライア ントに戻され,VIDA クライアントは,そのデータを要求元の適応業務に戻し ます。適応業務では,アクセスしたデータを,ローカルにアクセスしたのと同 じように使用することができます。たとえば,データをVAX データベースや VAX RMS ファイルに保管することができ,また,画面で表示したりプリント することができます。 VIDA クライアントは,VAX,MicroVAX,およびVAXstation の各システム に搭載された VMS のもとで稼動します。VIDA サーバは,IBM MVS/XA オペ レーティング・システムを搭載するIBM システム/370 メインフレーム・シス テム上で,CICS/OS/VS のトランザクションとして実行されます。 2 日本語VIDA/DB2 の機能 ・ 日本語VIDA/DB2 は,IBM 仕様に基づくDB2 による表および視点(ビュー) にたいする直接のデータベース・アクセス機能を提供します。利用者適 応業務では,Rdb/VMS のデータにアクセスするのと同じ方法で,DB2 データをアクセスします。 ・ 日本語VIDA/DB2 では,利用者がVAX システム上にIBM データベースの コピーを作成する必要はありません。IBM 上のデータの一部(または全 部)を抽出しVAX 上に常駐させるかどうかは,利用者が便宜上の判断に よって選択できます。 ・ DB2データベースからデータを直接検索するように適応業務を開発でき ます。メインフレーム・データベースから検索されたデータは,利用者 のターミナルで表示したり,プリントすることができます。また,VAX Rdb/VMS や VAX DBMS データベース,あるいはVAX RMS ファイルにコ ピーできます。 ・ 日本語VIDA/DB2 は,多くのDSRI 適合利用者インターフェイスをサポー トします。 ・ VAX Rdb/VMS の会話型SQL またはRDO を使って,DB2 のデータを対話 方式でアクセスできます。 ・ VAX Data Distributor のプログラムを使って,DB2 のデータを抽出 し,Rdb/VMS の表に保管できます。 ・ DB2 のデータは,組み込みVAX Rdb/VMS SQL ,SQL モジュール言語, 動的SQL,呼び出し可能RDO,またはVAX データ操作言語(DML)を 使って第三世代言語(3GL)から直接アクセスできます。これらのデー タ・アクセス用副言語は, VAX Rdb/VMS データ表および視点(ビュー) のアクセスに使用されるものと同じ副言語です。日本語VIDA/DB2 を使 用する3GL 適応業務の開発には, VAX Rdb/VMS 開発用オプションが必 要です。 VAX Rdb/VMS では,Ada,C,COBOL,FORTRAN,およびPL/I などの言語のためのSQL プリコンパイラを備えています。また,COBOL, C,BASIC,FORTRAN,およびPASCAL などの言語のためのDML プリコ ンパイラも備わっています。SQL モジュール言語または呼び出し可能 RDO は,VMS 呼び出し標準をサポートするどの言語とも併用できます。 プログラミング言語サポートの詳しい説明については, VAX Rdb/VMS (SPD 25.59.xx) を参照してください。 ・ 日本語VIDA/DB2 をVAX DATATRIEVEと併用すれば,利用者は, DB2 の 表または視点からのデータが含まれるDATATRIEVE の照会および報告書 を生成できます。 ・ 日本語VIDA/DB2 をVAX TEAMDATA と併用すれば,利用者は, DB2の データ表および視点を直接アクセスできます。それらをTEAMDATA の表 と結合し,その結果をTEAMDATA のフォルダ内に保管することで,決定 支援および他部門や他の人のアプリケーションでも役立てることができま す。 ・ VIDA クライアントは,ユーザ・インターフェイスからDSRI 要求を受け 入れます。 VIDA クライアントは,要求をDB2 SQL に変換し,その結 果を対象となるIBM システムの VIDA サーバに送ります。この要求は DECnet/SNA VMS APPC/LU6.2 プログラミング・インターフェイスを 使ってゲートウェイから送られます。 ・ VIDA サーバは,動的SQL インターフェイスを使って,VIDA クライアン トからSQL 要求を受け入れ,それをDB2 にたいして発行します。要求の 結果は,ゲートウェイからVIDA クライアントに戻されます。 ・ VIDA クライアントは,EBCDIC/ASCII/ 漢字/ 半角カナ自動変換を行 い,その結果を呼び出しプログラムに送ります。1 バイト文字の変換に は,省略時設定の変換テーブルを使用します。省略時設定の変換テーブル が適切でない場合には,これに代わる利用者定義の変換テーブルを使用で きます。日本語 VIDA/DB2 における日本語機能のサポートについてはリ リース・ノートの第2 章「日本語機能の手引き」を参照してください。 ・ VIDA サーバは,CICS トランザクションとして実行されます。システム 管理上,CICS の調整を行う場合には,他のCICS トランザクションを扱 う場合と同様の手法で,VIDA サーバCICS トランザクションを調整して ください。 ・ VIDA サーバは,IBM 環境における既存の機密保護製品,たとえばACF2, RACF,および省略時CICS 機密保護を使って作動します。VIDA クライ アント利用者にはIBM 環境上のアカウントが必要であり,DB2 のデータ をアクセスするのに充分な権利が,CICS およびDB2 内で許可されてい なければなりません。 ・ VIDA サーバは,視点を使ってDB2カタログからメタデータを検索しま す。カタログ・データを含む利用者定義のデータ表をアクセスするため に,インストレーション時に視点を再指定することができます。メタデー タは,定義をDigital リレーショナル・データ定義に変換するVIDA ク ライアントに,自動的に引き渡されます。 ・ VIDA クライアントによって作成されたDigital リレーショナル・デー タ定義は,RDO またはSQL のINTEGRATE コマンドを使用してCDD/Plus に保管できます。3GL プログラムは,CDD/Plus 内のデータ定義に対し てコンパイルされます。 ・ 日本語VIDA/DB2 では,VAX 環境とIBM 環境間の通信リンクを確立する ために,DECnet/SNA ゲートウェイ,VMS/SNA ,およびDECnet/SNA VMS APPC/LU6.2 プログラミング・インターフェイスなど,Digital のSNA 相互接続ソフトウェアおよびハードウェアを使用しています。 ・ 日本語VIDA/DB2 ではLU6.2 通信プロトコルを使用し,高速かつ効率的 なデータ転送を達成しています。 ・ ひとつのVMS システム上にあるVIDA クライアントを通して,同一シ ステムの利用者だけでなく,同じDECnet ネットワーク内の遠隔利用者 も,(遠隔機能を使って他のDSRI データベース製品にアクセスできる 状態であれば,) DB2に対するデータ・アクセスを行うことができま す。 ・ 日本語VIDA/DB2 は,通信処理の追跡,エラーのログ,および問題判別 の支援を行うロギング機能を備えています。 3 制限事項 日本語VIDA/DB2 のアクセスは,読み込み専用です。 DB2 にアクセスするためには,VIDA サーバおよびVIDA クライアントの両方 をインストールしなければなりません。IBM とVAX の両方の異なる環境にソ フトウェアをインストールし,クライアントとサーバ間での適切な通信を確立 するためには,複雑な作業が必要です。 4 必要なハードウェア ・ VIDAクライアント 「システム・サポート付加情報(SSA 26.F7.00-x)」に指定されたVAX, MicroVAX, VAXserver, VAXstation 構成 ・ VIDAサーバ 「システム・サポート付加情報(SSA 26.F7.00-x)」に指定されたIBM S/370構成 5 必要なソフトウェア ・ VAXシステム上で必要なソフトウェア - 日本語VMS オペレーティング・システム - DECnet/SNA VMS APPC/LU6.2 Programming Interface ・ IBMシステム上で必要なソフトウェア - MVS/XA オペレーティング・システム - CICS/OS/VS - DB2 - DB2 接続機能(CICS/OS/VS 用) - アセンブラH - SMP/E 6 注文情報 最寄りの日本DEC の各支店/ 営業所にお問い合わせください。 7 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアは日本DEC 標準契約条項中のライセンス規定に基づいて提供さ れます。 日本DEC のライセンス条件とその方針についての詳細は,最寄りの日本DEC の各支店/ 営業所にお問い合わせください。 8 ライセンス管理機能 VIDA クライアントはVMS ライセンス管理機能(LMF)をサポートしていま す。ライセンス単位は,CPU の性能に応じて割り当てられます。なお,VMS ライセンス管理機能はVIDA サーバには適用されません。 ライセンス管理機能についての詳細は,「VMS Operating System Software Product Description (SPD 25.01.xx)」またはVMS Operating System のドキュメント・セットの中の「License Management Utility Manual」 を参照してください。 9 ソフトウェア製品サービス 日本DEC では,様々なサービス・オプションを提供しています。詳細について は,最寄りの日本DEC 各支店/ 営業所にお問い合わせください。 10 保証 本ソフトウェアについては,日本DEC 所定のソフトウェア保証基準に定められ た保証が提供されます。 IBM, DB2, MVS/XA, MVS/ESA, System/370, 3090, SAA, LU6.2, CICS, SNA, ACF2, RACF は米国International Business Machines 社の登録商 標です。 1990 年11 月 AE-B654A-TE-JO