Software Product Description ================================================================================ 日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 ソフトウェア仕様書 SPD 26.F6.01 仕様書の包含する範囲 この文書は,日本語 DECwrite/VMS のソフトウェア機能仕様を述べ たものです。 1 日本語 DECwrite の概要 日本語 DECwrite/VMS(以下,日本語 DECwrite と呼びます)は,複合文書 作成のためのアプリケーション・プログラムです。これを使用することによ り,テキスト,図形,イメージ,VMS 上の他のアプリケーションにより作成さ れたデータを含む文書を作成できます。日本語 DECwrite により,テキスト 入力から文章の構成,図形の作成,印刷用ファイル作成に至るまで,文書作成 に必要な各操作を自動化できます。 日本語 DECwrite は,DEC の複合文書アーキテクチャ(CDA)に準拠してい ます。このため,CDA に準拠した他のアプリケーションとの互換性を持ち,ま た,VMS のユーティリティも利用できます。たとえば,日本語 DECwrite で 作成した文書を電子メールで社内に配布するといったことが可能です。 日本語 DECwrite は日本語 VMS DECwindows(日本語 VMS オペレーティン グ・システムに含まれる)のもとで実行され,WYSIWYG(What-You-See-Is- What-You-Get)インターフェイスを提供します。WYSIWYG インターフェイスは, 文書が印刷されたときと同じイメージを画面上に表示します。日本語 DECwrite は「DECwindows Style Guide」に準拠しています。 したがって,他の DECwindows アプリケーションと同じ感覚で使用できます。 日本語 DECwrite は,ワード・プロセシング, 図形作成,データによるチャー ト作成,イメージの取込み,VMS の他のアプリケーションにより作成された データに対するライブリンクなどの機能を組み合わせたものです。そのため, 社内のみならず社外にも提出できるようなすばらしい複合文書を作成できま す。 1.1 ユーザ・インターフェイス 日本語 DECwrite の各機能は,単純なメニュー選択項目とアイコンによって 示されます。日本語 DECwrite では,文書ウィンドウの一番上のメニュー・ バー内に「ファイル」,「編集」,「検索/置換」,「書体」,「要素」, 「書式」,「描画」,「リンク」,「設定」,「ヘルプ」などのメニューが表 示されます。これらのメニューの一つを選択すると,プルダウン・メニューと 呼ばれるさらに細かな項目が表示されます。プルダウン・メニュー,キーボー ドからのキー入力,ダイアログ・ボックスを組み合わせて使用することによ り,日本語 DECwrite の持つすべての機能を実行できます。メニューにはま た,これらの機能をキーボードから直接実行するための等価キー操作も表示さ れます。 プルダウン・メニューの他に,日本語 DECwrite には4 種類の状況対応型 ポップアップ・メニューもあります。マウス・ボタンを押すと,操作しやすい ようマウス・ポインタの近くにこれらのメニューが表示されます。ポップアッ プ・メニューには,テキストや図形を編集するために頻繁に使用する機能をは じめ,一般的に使用する要素書式や図形に対応する項目が表示されます。 日本語 DECwrite のユーザ・インターフェイス言語は,DECwindows のセッ ション・マネージャの言語切り換え機能を利用してユーザが選択できます。 ユーザ・インターフェイスには他にも次のような特徴があります。 ・ 垂直および水平スクロール・バー ・ テキスト・ブロックあるいは図形の位置を簡単に指定できるようにするた めの目盛りと格子 ・ 図形の位置指定時に目盛りに合わせる機能 ・ 要素情報表示ボックス (このボックスには,現在のページ番号,総ページ数,現在の書式,対象 となる図形のサイズなどの情報が表示される) 1.2 ヘルプ 日本語 DECwrite では,多くの機能に対して状況対応型ヘルプが準備されて います。このヘルプには,日本語 DECwrite 機能の利用方法に関する詳しい 情報が表示されますので,DECwrite 文書の作成方法を理解するのに役立ち ます。さらに,日本語 DECwrite の概念を学習するのに役立つオンラインの デモ文書もヘルプからアクセスできます。 1.3 エディタ 日本語 DECwrite には完全なワード・プロセシング・エディタが備わってお り,選択,切取り,複写,貼付け,取消,再実行,移動などの基本的な機能が あります。また,高度な検索/置換機能があり,リターン,特殊文字,任意の 空白文字などを検索できます。 さらに,朱線,変更線,変更ページなどの高度な編集機能もあり,グループで 文書や資料を作成する際に適したアプリケーションです。 日本語 DECwrite には Houghton Mifflin の高品質のハイフン挿入ルーチ ンと,American Heritage Dictionary を基礎にした米国英語の辞書も用 意されています。 日本語 DECwrite では,ユーザは標準辞書に登録されていない単語に対して 個人辞書を作成できます。このような個人辞書はそのユーザ個人で使用するだ けでなく日本語 DECwrite の利用者全体で使用することもできます。ハイフ ン挿入も任意に指定できます。 日本語 DECwrite は複数の言語のハイフン挿入機能をサポートします。たと えば,同じ文書内でフランス語とドイツ語を使用できます。ハイフン挿入の ためにサポートされる言語は,オランダ語,英語(米国英語と英国英語),フ ランス語,スペイン語,イタリア語,ドイツ語,スウェーデン語,ノルウェー 語,ポルトガル語,フィンランド語,デンマーク語です。 日本語 DECwrite では,同一文書内の複数の異なる言語について単語の綴り を確認し,修正できます。たとえば,1 つの文書でフランス語とドイツ語を使 用している場合,フランス語とドイツ語の辞書がシステムに追加されていれ ば,単語の綴りを言語別にチェックします。各言語の辞書はオプション・ソフ トウェアとして提供されます(詳細は『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サポート付加情報』を参照)。 さらに,米国英語の場合,内蔵の類語辞典を参照して単語の用法を確認/修正 できます。 日本語 DECwrite では複数のキーボード操作をエミュレートできます。たと えば,WPS-PLUS との互換性を維持するために Gold キーがサポートされてお り,また,WordPerfect,Microsoft Word,EVE,EDT,EMACS などと等 価のキーボード・インターフェイスがサポートされています。もちろん,日本 語 DECwrite 固有のキーボード・インターフェイスも提供します。 1.4 日本語拡張機能 日本語 DECwrite では,漢字フォントとして明朝,ゴシックの 2 種類のフォ ントを使用できます。 かな漢字変換キーシーケンスは,日本語 VMS 仕様だけではなく,日本語 EVE, LEIA,あるいは一太郎相当の変換キーをエミュレートできます。 行末,行頭での禁則処理が自動的に適用されます。 1.5 ライブリンク 日本語 DECwrite にはライブリンクと呼ばれる機能があります。これは,他 のアプリケーションで作成されたデータを日本語 DECwrite で作成する文書 中に動的に取り込む機能です。つまり,一度取り込んだデータに対して日本語 DECwrite の外部で修正が加えられた際に,ユーザーが再度データを取り込む 必要がなく,日本語 DECwrite が自動的にデータの変更の有無を検出し,文 書の編集を始める際に該当するデータを自動的に更新します。逆に,必要な場 合にだけ更新されるように,ユーザが更新操作を指定することも可能です。ア プリケーションに対するリンクは,いつでも変更/削除できます。 データがネットワーク上のどこにあっても,そのデータにアクセスする特権が あれば,そのデータにリンクできます。リンクするデータは,そのデータの ファイルの存在する場所に応じて分類されます。このファイル位置属性は, 「文書とともに」,「個人ライブラリ」,「ネットワーク・ライブラリ」, 「システム・ライブラリ」です。これらのファイル位置属性は,リンクされた データがどこにあるのか,また,電子メールで送信するには文書に必要なファ イルをどこから集めて一つにまとめなけらばならないかを日本語 DECwrite に示すものです。 日本語 DECwrite にリンクできるアプリケーションは次のとおりです。 ・ DECdecision (オプションとして提供されるソフトウェア,『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サポート付加情報』を参照) ・ DECview3D (オプションとして提供されるソフトウェア,『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サポート付加情報』を参照) ・ DECpaint (日本語 DECwindows に含まれる) ・ 日本語 DECchart (日本語 DECwrite およびDECdecision に含まれる) ・ DECwrite 数式エディタ (日本語 DECwrite に含まれる) <DECdecision に対するリンク> DECdecision は VMS ワークステーションを基礎にしたディシジョン・サポー ト・アプリケーションです。これは VMS DECwindows のもとで実行され,次 の 4 つのソフトウェア構成要素から成ります。 ・ Access−問い合わせ機能 ・ Calc−財務データとビジネス・データの解析 ・ Chart−ビジネス・グラフの作成 ・ Builder−複数のアプリケーションでの繰り返し操作の記録と自動化 日本語 DECwrite ではこれらの構成要素にライブリンクできますので,表, チャート,テキスト,図形を 1 つの文書に組み合わせて作成できます。 <データに対するリンク> 日本語 DECwrite で作成した他の文書,DECwindows Paint ファイル,DDIF 形式(Digital Document Interchange Format)のイメージ,あるいは EPS (ENCAPSULATED PostScript)ファイルなどに対してリンクすることも可能 です。 1.6 コンバータ 日本語 DECwrite では,他のアプリケーションとデータを交換するために CDA コンバータ・アーキテクチャが使用されています。コンバータ・アーキテ クチャを使用すれば,いろいろなファイル形式を DDIF 形式に変換できます。 日本語 DECwrite の文書ファイルはこの DDIF 形式に準拠しています。 付属のコンバータには,双方向の TEXT コンバータ,一方向の PostScript コ ンバータ,および一太郎あるいは新松により作成した文書を DDIF に変換する コンバータがあります。これらのコンバータを用いて,漢字を含むテキスト・ ファイルから DDIF に変換したり,DDIF から漢字を含むテキスト・ファイル や PostScript ファイルに変換できます。また,一太郎,新松のワープロで作 成した文書を日本語 DECwrite で編集できます。 各種コンバータが CDA コンバータ・ライブラリとして提供されています(詳細 は『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サポート付加情報』を参 照)。 1.7 ブックリーダ変換出力 日本語 DECwrite は,作成した文書をブックリーダ形式へ変換出力できま す。 1.8 テキスト書式 日本語 DECwrite では,次の要素の種類に対してテキスト書式を作成できま す。 段落 表題 箇条書き 脚注 目次 索引 書式を指定することにより,文書を自由に整形できます。テキスト要素の設定 を変更することにより,好みの書式を作成できます。 日本語 DECwrite はいくつかのシステム設定書式を持っています。ユーザは これをコピーし,一部変更して使うことができます。また,独自の新しい書式 を作成することも可能です。これらのユーザ定義書式は文書にリンクされ,文 書中の任意の要素に適用できます。さらに,書式ファイルをユーザ間で共用す ることもできます。 ユーザは文書の見映えについて様々な指定ができます。書式に必要な情報は, 「書式設定」ダイアログ・ボックス中の項目に適切な値を入力/選択すること によって指定できます。これらの「書式設定」ダイアログを使用すれば,ポイ ント・サイズ,フォント,行間,位置合わせモードをはじめ,要素の他のテキ スト書式属性を変更できます。 書式の設定値を変更すると,文書中の対応する要素の表示内容が自動的に変更 されます。ユーザはいつでも要素に新しい書式を適用できます。たとえば,サ ブヘッド書式内の適用対象をメインヘッドに指定するだけで,すべてのメイン ヘッドをサブヘッドに変更できます。 特定の単語を太字に変更するなど,部分的な変更が必要な場合は,「書体」メ ニューの「太字」,あるいは「テキスト属性」ダイアログ・ボックスを使用で きます。「テキスト属性」ダイアログ・ボックスには,フォントやサイズ,斜 体などの表現属性が表示されます。このように,文書全体に対する書式変更だ けでなく,1 回だけの部分的な変更も柔軟にすぐに実行できます。 1.9 ページの構成とページ区切り 日本語 DECwrite には,テキスト,ページ,文書に対していろいろな割付け 機能があります。テキスト書式についてはすでに説明しました。ページはペー ジ書式によって書式化されます。ページ書式は片面ページまたは両面ページと して定義できます。割付けをできるだけ柔軟に行なえるように,1 つの文書に 対してページ書式をいくつでも定義できます。 欄外見出しや脚注,ロゴ,ページあるいは段組みなどのように,文書全体に何 度もでてくる項目は,ページ書式の一部として格納でき,各ページに自動的に 挿入できます。 ダイアログ・ボックスを使用して文書のページ割付けを作成する方法と,特 定のページに対して手動でページ割付けを作成する方法があります。日本語 DECwrite では,自動的に列から列へおよびページからページにテキストが流 れていきます。また,新聞のような文書の場合は,不規則な順序でテキストの 流れをつなげることもできます。 日本語 DECwrite で提供される書式化機能は次のとおりです。 ・ 自動的なページ追加と自動的なページ番号付け ・ 図形やテキストを含むことができる欄外ヘッダとフッタ ・ 1 ページに最大 100 の列,各ページの列数が自由に選択可能 (たとえば,あるページの上半分に2 つの列を配置し,同じページの下 半分に3 つの列を配置できる) ・ 辞書またはアルゴリズムにしたがったハイフン挿入 ・ 位置合わせ (左右そろえ,左寄せ,右寄せ,中寄せ) ・ 垂直方向の位置合わせ ・ 孤立行数の指定 ・ 手動による文字間隔の調整 ・ .01 ポイント刻みで 2〜300 ポイントにフォントを拡大/縮小する機 能 ・ ISO-Latin 1,DEC 漢字文字集合のサポート ・ ユーザ定義機能に対するマクロ ・ 階層構造の箇条書きと入れ子,および自動的な "番号付け"(数値, 英字,文字のいずれか)とユーザ設定の字下げ ・ 節,章,見出し,段落,箇条書き,入れ子,脚注,後注,付録に対する 自動的な番号付け ・ 自動的な相互参照 ・ 脚注に対する数値参照,脚注参照の上付き文字の自動作成 ・ サイドノート ・ 朱線,変更線,更新ページ ・ 綴り修正,用法チェック(米国英語のみ),類語辞典(米国英語のみ) ・ 目次と索引の作成(最大 4 レベルまで) ・ 右寄せ,左寄せ,中央寄せ,小数点タブ ・ 数式エディタ ・ サポートされる他のアプリケーションに対するライブリンク ・ 1 つの文書内での縦置きページと横置きページの同時使用 1.10 文書へのリンク 日本語 DECwrite には「文書へリンク」機能があります。この機能を使用す れば,1 つの文書を作成するためにいくつかのファイルを相互にリンクでき ます。章とページに適切な番号を付け,文書全体を通して目次と索引を作成で きます。このため,文書の中でそれぞれ担当する部分を別々に作成した後に, それを最終的に通し番号の付いた文書として 1 つの文書に組み合わせること ができます。したがって,文書を複数の著者で作成するような場合に日本語 DECwrite を活用できます。 1.11 図形エディタ 日本語 DECwrite には図形エディタがありますので,直線,正方形,長方 形,円,楕円,円弧,多角形,折れ線を描くことができます。図形は,パター ンで塗りつぶしたり,陰影をつけることができ,輪郭には実線,点線,破線, パターンのいずれかを指定できます。また,線幅も自由に指定できます。手描 きツールも提供されています。 注釈矢印は,図形を指し示したり,イメージの上に重ねるなど,様々な目的に 使用できます。矢印の先端を塗りつぶしたり,開いたりすることがきます。双 方向の矢印,一方向の矢印が使用可能です。矢印と並べてテキスト・ラベルを 使用することにより,図面の各部分に説明を付けることができます。 テキスト・ラベルも含めて,対象となる図形はすべて,サイズを指定したり, 拡大/縮小することができます。この場合,目で確認しながらパーセント値を 指定するか,正確な寸法を指定します。位置合わせ機能や複写機能を使用すれ ば,ダイアグラムや回路図,流れ図などを容易に作成できます。 図形は文書内のどこにでも挿入できます。テキストの前景や背景,あるいは欄 外見出しや欄外脚注の中にも図形を挿入できます。また,図形をフレームの中 に配置し,そのフレームをテキスト内のいろいろな参照点に接続したり,ある いは余白も含めて,ページの特定の場所に配置することもできます。 1.12 日本語 DECchart 日本語 DECchart は使いやすく覚えやすいチャート作成アプリケーションで す。複合文書で使用する質の高いチャートを作成できます。チャートを作成す る際に指定することはたった 2 つ,すなわち,チャートを作成する対象となる データと,使用するチャート形式です。これだけで,チャートは自動的に作成 されます。 日本語 DECchart の機能は次のとおりです。 ・ 9 種類の定義済みチャート形式: 縦棒グラフ,横棒グラフ,折れ線グラフ,層グラフ,面グラフ,散布図, 株価チャート,ヒストグラム,複合グラフ ・ 最大 45 種類のチャート形式から選択可能 ・ ユーザ定義チャート形式を作成するために定義済みチャート形式を変更す る機能 ・ DECdecision で作成したデータの読込み ・ データ入力,変更,操作が容易なワークシート・インターフェイス(ワー クシート内のデータの切取り,複写,貼付け) ・ 散布図のための自動的なトレンド・ラインの作成 ・ オーバレイ: テキスト,直線,長方形,矢印をチャートの任意の場所に表示 ・ カラー・サポート: 座標軸,基準線,フレーム,格子,凡例,目盛りラベル,目盛り,グラフ の塗りつぶし,オーバレイに対する色指定 ・ チャート属性の変更: 座標軸,基準線,データ値,フレーム,格子,凡例,目盛りラベル,目盛 り,陰影,グラフの間隔,グラフのオーバレイ ・ テキスト属性の変更: フォント・サイズ,書体,太さ,斜体(英数字のみ) ・ ファイルの柔軟性: データ,チャート・スタイル,オーバレイ,色指定を別々のファイルに保 存するか,またはすべての要素を 1 つのファイルに保存可能 ・ 塗りつぶしパターン,線のパターン,マーカ形式,属性の選択が可能 ・ ユーザ設定可能 ・ オーバレイの移動およびサイズ変更する機能 1.13 イメージと図形の形式 日本語 DECwrite では,モノクロ,グレースケールおよびカラーのイメージ にリンクできます。また,DECimage Scanning Application と MD-300 ス キャナで取り込んだ TIFF 形式のイメージをオプションのコンバータを介して 日本語 DECwrite に取り込むことができます。(VMS の CDA コンバータ・ラ イブラリについての詳細は『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・ サポート付加情報』を参照)。 DECwindows Paint で作成したイメージ・ファイルも日本語 DECwrite にリ ンクできます。これらのイメージを日本語 DECwrite 文書に取り込んだ後, これらのイメージに注釈を追加したり,これらのイメージを拡大/縮小した り,切り抜くことができます。EPS ファイルも日本語 DECwrite にリンクで きます。 Display PostScript 拡張機能をサポートしている DECwindows 上で使用 している場合は,漢字を含まない日本語テキストの図を画面に表示することが できます。それ以外の場合,図の置かれる位置のみ表示され,これらはすべて 印刷時には正しく印刷されます。 VMS システムで使用可能なCDA コンバータ・ライブラリに,図形コンバー タがオプション・ソフトウェアとして登録されています(詳細は『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サポート付加情報』を参照)。 1.14 文書書式 日本語 DECwrite には 13 種類の定義済み文書書式があります。すなわち,汎 用,レター,マニュアル,社内メモ,米軍仕様,新聞,価格表,報告書,縦置 きスライド,横置きスライド,技術スライド,技術日報,電話帳です。これら の文書書式は他の文書と同様に使用でき,また,必要に応じて簡単に変更する こともできます。 1.15 高品質の出力 日本語 DECwrite では,日本語プリントサーバ 40 などの日本語 PostScript プリンタを使用して高品質の印刷ができます(日本語プリントサーバ・ハード ウェアについての詳細は『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サ ポート付加情報』を参照)。 日本語 DECchart も上記の PostScript プリンタに出力できます。 2 必要なハードウェア 『日本語 DECwrite/VMS V1.1 システム・サポート付加情報(SSA 26.F6.01-x)』 に指定された VAX, MicroVAX,VAXstation 構成 3 必要なソフトウェア VMS オペレーティング・システム (および VMS DECwindows の必要な構成要素) * 必要なソフトウェア,オプション・ソフトウェアとそのバージョンについて は『日本語 DECwrite/VMS Version 1.1 システム・サポート付加情報(SSA 26.F6.01-x)』を参照してください。 4 注文情報 最寄りの日本 DEC の各支店/営業所にお問い合せください。 5 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアは日本 DEC 標準契約条項中のライセンス規定に基づいて提供さ れます。日本 DEC のライセンス条件とその方針についての詳細は,最寄りの日 本 DEC 各支店/営業所にお問い合わせください。 6 ライセンス管理機能 本ソフトウェアは VMS ライセンス管理機能(LMF)をサポートしています。ラ イセンス単位は,ユーザ数に応じて割り当てられます。 ライセンス管理機能についての詳細は,VMS Operating System の『Software Product Description(SPD 25.01.xx)』または VMS Operating System のドキュメント・セットの中の『License Management Facility Manual』 を参照してください。 DEC のライセンス契約の条項についての詳細は,最寄りの DEC 営業所にお問い 合わせください。 7 ソフトウェア製品サービス 日本 DEC では, 様々なサービス・オプションを提供しています。詳細について は,最寄りの日本 DEC 各支店/営業所にお問い合わせください。 8 保証 本ソフトウェアについては, 日本 DEC 所定のソフトウェア保証基準に定められ た保証が提供されます。 1991 年 6 月 AE-B389B-TE-JO ──────────── DECwrite, LiveLink, DDIF, CDA, DECchart, DECdecision, EVE, WPS-PLUS, VAX, VMS, MicroVAX, VAXstation, VAXserver, DECwindows, Printserver 20, Printserver 40, Printserver 40 Plus, LN03, Scriptprinter および GOLD KEY は米国 Digital Equipment Corporation の商標です。 Lotus 1-2-3 は Lotus Development Corporation の商標です。 PostScript は Adobe Systems,Inc. の商標です。 Microsoft は Microsoft Corporation の商標です。 WordPerfect は WordPerfect Corporation の商標です。 HPGL は Hewlett-Packard Corporation の商標です。 一太郎は株式会社ジャストシステムの商標です。 新松は株式会社管理工学研究所の商標です。 Usage Alart, Electoronic Thesaurus, International Hyphenators, および International CorrectSpell は,Houghton Mifflin Company がライセンス しています。 Copyright 1985, 1987, 1988 by Houghton Mifflin. 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